CoC/パーフェクト探索者教室

提供: HighProgrammer's

ファンブルで何がおきるか

See: http://togetter.com/li/832609

元々は、カーチェイスでファンブルとかしたら探索者死んじゃうから困るとか。 拳銃ファンブルしたら暴発して死んじゃうとか。なんかそんな感じのツイートがあったのが原因。

日英比較

ファイル:Catastrophe (45600056).jpg
カタストロフィックの例
日6版, p.38 その状況で考えられるかぎり最悪の結果になる。
英6版, p.30 usually the most catastrophic result possible to the situation.

(強調部は、編集者Chietherによるもの)

推考

catastrophicには、壊滅的とか、破局的という意味がある。名詞のcatastropheは、多数の生命が奪われる大災害を意味する言葉である。 しかしアルクの辞書が示すように、catastrophic resultsは「大失敗」とある。 日本では、なんでも復興という言葉を使うが(たぶん遺された人への配慮だろう)。修復不可能で新しく興すしかない。そんなレベルがcatastrophicである。

いわゆる「仕事の取引先と縁が切られた」のもcatastrophicである。

結論

例えば銃器のファンブルは、弾づまり程度ではなく「スライドがどっかすっ飛んで見失った」ぐらいが適切な範囲である。カーチェイスであれば探索者の生命の危険よりも横転でガソリン漏れたとか廃車にしたほうが良さそうな状況がファンブルが引き起こす結果である。

とくに possible to the situation は「考えられるかぎり」ではなく「状況が許されるかぎり」を意識すること。 例えば<コンピューター>にファンブルしたところでパソコンが火を吹いたり、データが全部消去されるとかは、起こされるべきではない。 <目星>のファンブルは、そのへんの花瓶でもガシャっと落して、家人の不評を買えば十分である。

「心理学は、相手の姿が見えていることが前提」は適切な判断か

See: http://togetter.com/li/835004

日英比較

日6版, p.70 すべての人によく知られている技能である。人間を観察し、その人間の動機や性格などを探るための技能だ。
英6版, p.73 A skill common to all humans, it allows the user to study an individual and form an idea of his or her motives and character.

(強調部は、編集者Chietherによるもの)

推考

まずそもそも「観察」という日本語は、目視に限った話ではない。

Studyは「観察」の他に、調査、研究といった意味や。(与えられた条件から)検討するという幅広い意味を持つ言葉である。 またto study an individual and form an ideaとあるので。発想や思いつきが対象となるので目視である必要がない。

結論

何も目視に限る必要はない。言うまでもないが困難さの修正は、KPに委ねられる。

クトゥルフ・バイ・ガスライトの「補助技能」とは

See: http://togetter.com/li/841568

クトゥルフ・バイ・ガスライトの特徴表[3,15](言語学者)の説明にある「これは補助技能<言語学者>として扱い…」の補助技能とはなにか。

日英比較

日本語版 これは補助技能<言語学者>として扱い、基本成功率は[(INTもしくはEDU)*1]%である。
英語版 Treat this as an improvable skill, Linguist, with a base chance of (INT or EDU)x1%.

(強調部は、編集者Chietherによるもの)

improvable(improve + able) skillは、改善することができる技能という意味である。

推考

Linguistの和訳について

Linguistは、基本1版(1981年)から4版(1989年)まで存在していた技能で<語学>と訳されていて、5版(1992年)に廃止されている。 一方でガスライト3版(2012年)の特徴表のLinguistは<言語学者>と訳されていて、その技能の内容も一致しない。 しかしながらガスライト1版、2版のNPCデータが持つ技能は<語学>のままである。

Linguistの変移(重要なところだけ抜粋)
出版年 技能名 特徴表 NPC(ホームズ)の技能名
1981年(基本1版) Linguist<語学> - -
1988年(ガスライト2版) Linguist<語学> - Linguist<語学>
1992年(基本5版) 廃 止 - -
2012年(ガスライト3版) - Linguist<言語学者> Linguist<語学>

以上からガスライト3版において、廃止された技能をフォローするために、特徴表でLinguist技能習得する手段を用意したと考えることができる。 その場合、Linguistの和訳をNPCデータは<語学>のままにして、特徴表で<言語学者>としたのは、表記不統一のエラーである。

Linguistの効果について

Linguist<語学>とLinguist<言語学者>には、技能の効果説明に大きな違いがある。

Linguist技能の説明
Linguist
<語学>
ありふれた言語ならば1/5成功で会話することができる。
相手の話を30秒聞けば通常成功で相手の言語や方言がわかる。
隠そうとしたアクセントを暴くことができる(相手の話している言葉の会話技能を上限として通常成功)。
Linguist
<言語学者>
探索者は、(…略…) 意思を通じる可能性がいつもある。

またLinguist<語学>は「その『会話』の成功率として使うことができる」とあり代用技能としての扱いなのでimprovableという表現が不適切である。よって、Linguist<語学>を廃止した上でガスライト専用のLinguist<語学>が用意された可能性を否定することができない。

結論

ルール上の決定打は、存在しない。

提案1

<語学>という技能として扱う。 「意思を通じる」の具体例は、1〜4版の<語学>と同一とする。

  1. Linguist<語学>の1/5成功で会話が可能
  2. 30秒聞けば相手の言語や方言がわかる
  3. 隠そうとしたアクセントがわかる

という内容のことである。

採用の問題点:補助技能という部分を無視している。

提案2

<言語学者>という補助技能としてあつかう。 状況はどうあれ「意思が通じる」という結果だけ認められる。

補助技能とは、説明通り「改善させる」技能とする。 「改善」が意味するところは

  1. 改善させるの意味として母国語または他国語の技能値を向上させる。
  2. 母国語、他国語の判定に失敗した時に、再判定ができる。
  3. 母国語、他国語が<言語学者>より低い時に、<言語学者>で判定することができる。

このうち(1)については、容易に99%上限に触れてしまうため採用すべきではない。

採用の問題点: (2)、(3)のどちらを採用するかハウスルール化されてしまい統一感に欠ける。ただし(2)の場合は、<語学>の30秒ルールのように、一定機関落ち着いた状況が確保された時のみ再判定を許可するなどの柔軟性がある。